眉毛の四畳半log

ぎちぎちの四畳半からお届けします。

野望2つ目

以前シールを売るという野望があると書きましたが、また一つ、新しい野望が見えてきました。それが

 

空き家を買って一人暮らしをする。

 

です。ま〜た唐突に、実現できもしないことを簡単に書いてんな!と自分でも思ってはいますが、切実に、やりたいことなんです。というのが、高校のときつるんでた友達が、アニオタ仲間の子たちで、わたしも中学生まではしっかりアニオタだったのもあってそういう流れでそういう友達が近くにずっといました。一緒に美術部に所属して、いつでもオタクの話してたしお絵描きしたり何か物を作ったり、写真撮ったり音楽を紹介しあったり、今思えば十分すぎるくらいエモくて青春だったなと思う、、最高だったね。そんな具合で、いつもつるんでた3人で、いつもこんな話をしてました。

「3人で平家買って住みてえな、そんでその一角に本読めたりする休憩所作って、眉毛はそこで文房具やさんもすればいい」

「わたし店番〜。」

「あ〜幸。」

的な、そんな話。1人の子は本を読むのが一番の喜びって子で、司書になりたいっていう子だったから、古本屋さんとかしたい。私は文房具やさんをするのが将来の夢だったから、ちょっと可愛い文具とか仕入れて売りたい。もう1人の子はとにかくゆっくりした生活したい子だから、私たちと一緒に住んで店番しながら本読んでたい。そんな3人でのんびり過ごせたらいいな、とほんと常々話してた。

そんな高3の夏から5年が経って、今はそれぞれ会社や法人に入って働いてる。でもみんなそのことはずっと忘れてなくて、たまに会うたびに「早く会社辞めてえ〜」とか「家探ししてえ〜」って話になる。みんな働きながら、どこかでその目標を糧に今耐え忍んで得るって感じかなあ。

でも例えばほんとにその3人で同居するとして、多分私はイライラしてしまうこととか増えるような気がするし、やっぱり家族じゃない友達と住むってすごい精神力が必要だと思う。だから多分現実的には難しいんじゃないかって、私は個人的に思ってる(最低)。

ただ、私が一人で空き家を探して、私が主体で一人暮らしすることで、それに友達を巻き込んで居候してもらうなり、遊びに来るなりしてくれるなら、話は別で。それくらいの距離感が有れば十分継続していい関係性を保てるんじゃないかなって思って、急にそれをさっき考えちゃって、今に至る。できそうじゃん!現実になりそうじゃん!ってなって、楽しくなってる。

私の今住んでるところは実家で、生まれ育った町。九州の、海沿いの丁度いいくらいにちゃんと田舎の港町。ここが大好きで、結局就職も地元でしてしまった。田舎だし若者が遊ぶには不便だけど、車さえあれば困らない。買い物も30分運転すればちゃんと服が買える場所もあるし、オシャなカフェもそれなりにある。十分。

この丁度いい田舎に、最近は「移住者」なるものが増えているそうで。そのために、「空き家バンク」と呼ばれる市の制度ができている。高齢化が進み空き家の急増が深刻な問題となる中、若い世代の移住者に向けた定住支援が少しずつ整備され、充実している。この「空き家バンク」、使わない手は無い。私はずっと気になっていた市役所の空き家バンクのページに初めてアクセスした。

すると次々と出てくる空き家空き家…昭和や明治に建てられたものもある。古いし改修も必要なものが多い中、ゆさゆさと私の心を揺さぶるのが、そう日本の心、「お縁」である。

自宅はもちろん、おばあちゃんちにも縁側が無く、縁側と触れ合うことなく育った。それもあってか、長い間縁側のある温かい光に囲まれる家に強い憧れがあった。小さな庭があって、そこに洗濯物を干して、ちょっとお縁で休憩する。なんて素晴らしいんだろう。素晴らしいよね。お縁がある空き家を何件も見つけて、それが買値で70万、賃貸なら月3万とかいうんだもん、もうすぐにでも契約したくなるじゃん。

物件選びというのは実に重要で、慎重に進めなくてはならないことだと一応わかってはいるつもり。多少傷んだその家に住むにはどんな準備がいるか、どんな工夫が必要か、もっとゆっくり吟味しなくちゃいけないし、もし本当に住むなら家具をどう揃えるか、どの部屋をどう使うかとか事前に構想を練っておいた方がスムーズなんだろう。まずは余裕をもってお家を買ったり借りたりできるだけのお金をちょっとは貯めておきたいし、家具を買うお金も貯めときたいよね。何年計画になるかわからないけど、ゆっくり毎日この計画については考えていきたいなと思ってる。

 

私はこんなふうに一生独身貴族で生きてたい、友達とつるんで古い家でゆったり暮らしたい、って思う反面、やっぱり結婚もしてみたいし子どももできれば産んでみたいって思ってしまう、超超よくばり。でも思ったんだよ、自分の好きなことをとことんしてれば、なんかいつの間にか周りの人が理解してくれて、私に共感してくれて、その中には一緒に住んでくれる男の人もいるんじゃなかろうかと。だから自分の気持ちとかやりたいこととか諦めず、好きなことどんどんやって行った方がお得なんじゃないかな〜って、都合よく解釈することにした。

 

みなさんは何か野望、ありますか?聞いてみたい。

勢いで書いた今回のブログ、終了!

 

P.S.    前回投稿をした後、ブログ名を変えました。前は何も思いつかなくて「眉log」にしてたんですけど、四畳半の部屋で育ったので、四畳半ってのを入れました。狭いけど落ち着く、丁度いい間取り。うんちょうどいい。